複雑型子宮内膜異型増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

#28 2015年、最後の日記。思ったことを飾らずに(*ノノ)

今年、最後の日記をダラダラと書いてみます(*ノノ)

      

今年の5月に子宮と卵巣を摘出し、子宮体がんであることが分かってから、がんのことを考えなかった日は一日もありません。

とはいえ、宣告されてもそのまま病室にもどり、TVを見ながらお菓子を食べていたような私なので、

   

rukka.hatenablog.com

   

一日中、延々とがんのことを考えているわけではもちろんありません。
これまで通り、今日は何を食べようかな?なんて考えてる時間の方がずっとずっと長い(゚m゚*)

 

それでもがんになって良かったとは言いませんが、考え方とか心のあり方とかいった部分で良い変化はいくつかありました。

まずはなんと言っても、時間には限りがあるのだ、と認識できたこと。
私は早期発見で余命宣告されたわけではありません。それでも、人間、何があるのかわからないのだ、時間には限りがあるのだということをはっきりと意識するようになりました。日本人の平均寿命がいくら伸びようとも、それが自分にも当てはまるわけではなく、誰もが元気に80歳を超せるわけではないんですよね。

  

それから、物事に少し積極的になれたように思います。
これも時間には限りがあると思えたからこそではありますが、本当にやってみたいことはいつまでも頭の中だけで考えず、実際に行動してみるようになりました。

 

あともう一つ。もしかしたらこれが一番大きな変化かもしれませんが、人に対してもっと真剣に向き合ってみようと思うようになったこと。
私は人見知りで自分に自信がないせいか、何事においても「私なんかが…」という考えに陥りがちでした。というか、今もそうです。そうなんですが、まずは自分が大切に思っている人、感謝している人から、自分のできる範囲からでも、もっと人との付き合いを大切にしようと思うようになりました。これまで蔑ろにしてきたということではないです。今まで以上にという意味で。
そして、こんな風に考えるようになったらですね、なんと、あれだけ行くのが嫌で、できればこのまま(長期休暇したまま)辞めてしまいたいと思っていた会社も、もう少し積極的にかかわってみようかなと考えるようになり、そうしたらそんなに嫌ではなくなったんです。今まで知らなかった…、違うな、今まで見ようとしていなかった人たちの良いところが見えるようになった気がするのです。
ご近所の苦手なおばさんに対しても苦手意識が薄らぎました(*ノノ)

    

なんてことをダラダラ書いてみたら、やっぱり私はがんには感謝しないといけない部分はあるな。うん。

    

最後に、私が今年大変お世話になった物を紹介して締めたいと思います。

  

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この手帳です。
10月始まりの手帳なので、正確には去年の10月から覚えきれないほどの病院の予定を私に変わって覚えてくれました。手帳に予定を書いていなかったら、毎日のように病院の日程を意識していなければならなかったと思います。それはもう考えただけで大変なストレスです。

また、簡単に先へ先へとページがめくれる手帳が手元にあって、来月、再来月、半年後、一年後…と、先のことが考えられたと思うのです。元気になったらあぁしよう、こうしようって(*゚ー゚)

  

ちなみに、今年の“予定”は今日、美容院へ行ったのが最後でした。
まだあと一日、明日がありますが、特に予定はありません。針供養で最後に柔らかいお豆腐に針を刺し、労い感謝するように、大活躍してくれた手帳さんへの感謝の休日ってことで一つ!

  

ではでは、読んでくださった方に感謝し、今年の日記を終えたいと思います。

皆様、良いお年を! & 来年もよろしくお願いします(*゚д゚*)

 

#27 手足の乾燥対策。私はこれにしてみました(*゚ー゚)

乾燥肌とは全く無縁だった私も、40歳を過ぎた頃から秋・冬はハンドクリームが手放せなくなりました。

そして、45歳を過ぎると、ハンドクリームは使い心地がサラッとしているとか、良い香りがすることよりも効き目で選ぶようにはなっていましたが…

 

5月に子宮と卵巣を摘出してから半年経った今年の秋。
手はもちろん、脚の乾燥も放置することができなくなりましたYoヽ(;´д`)ノ
これって単に加齢のせいでもあるのでしょうが、やっぱり卵巣を取った影響なのかなと思ってみたり。もちろん、「がん」という病気の前に、手足が乾燥したからって卵巣は残しても良かったかしら?なんて思っているわけではないんです。ないんですが、一言愚痴っていいですか?

  

 クリームとか塗るの…、めんどくせーーーーーーヽ(`Д´)ノ

  

はぁ…、言ったらスッキリしました…。

苦手なんです。ベタベタするイメージのある乳液やクリーム類を塗ることが。
とはいえ、足首や脛が少し白くなるほど乾燥するようになってさすがに放置することができず、ドラッグストアや美容関連のアイテムショップを何軒か回って結局これを使いだしました。

  

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ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーローション。

ボトルに書いてある通り本当に刺激もなく、無香料。ローションと書いてありますが、白いクリーム状だったのでこれはベタベタしそう…とサンプルを使ってみたら、肌に馴染むのが速いし、馴染んだ上から触ってみるとサラリとしていてとても気持ちがいい!

ちなみに、お値段は300mlで613円でした。ちょこっとお高めのクリームを買った方が良いかしら(´-д-`)? なんて考えていたことを思うとコスト的にも素晴らしすぎます!!

 

ちなみ写真に一緒に写っているのはバイ菌バイバイ!でお馴染み、薬用せっけんミューズ。私はもう2年くらいこの石鹸で体を洗っています。以前は他の固形石鹸やボディシャンプーを色々使っていたのですが、私にとってはこれが一番体に優しいです。

 

と、乾燥のことについて書いてみましたが、自分に合うものを楽しみながら探していこうと思います(*゚▽゚)ノ

 

#26 子宮体がん 手術後の検診 2回目

今年の7月と同様に、CTと血液検査を受けてきました。

  

- 11月 - 

【CT撮影と血液検査】

この二つの検査は簡単に済むのが良いところ!

前回検査の日記にも書きましたが、CTは寝台に仰向けなり大きなドーナツ状の輪の中を行き来するだけ。着替え込みで10分もかからず終わります。なんと、痛くも怖くもありません(゚m゚*)! 

撮影中、息を吸って止めて~、吐いて~と先生が声を掛けてくれますが、CT自体に付いている顔のマークでもわかるようになっています。そのマークがかわいいので、本当は写メを撮りたかったのですが、ダメそうな気がしたので私の記憶イラストでご紹介w

  

↓これが(息を)吸って止めて~ のマーク。

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↓そしてこれが吐いて~ のマーク。

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本当はもっとかわいいですw

 

それからイラストつながりでもう一つ。
CTの前に血液検査となっていたので向かったのですが、とても混雑していてCTが先になったんです。で、終わったら戻ってくださいね!と受付の方から渡されたのがこちら。

   

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イラストがあった方が分かりやすく、忘れ防止にもなると思います。

でも、もう少し痛くなさそうな図柄の方が良いのでは…と思わずにはいられませんでしたw

   

【結果】

CTの映像、血液検査による腫瘍マーカーともに問題ありませんでした!

  

     

- 雑感 - 

不思議なもので、のんきな私も二度目となる今回の検査の方が精神的に緊張していました。数日前に、同い年である女優の生稲晃子さんが初期の乳がんでありながら、再発を繰り返していたというニュースを目にしていたからかもしれません。

でも、のんきすぎる私にはこのくらいの緊張感が必要なのだと思うし、“初期のがんでも再発はあり得るのだ”と心しておくこともまた大事ことなのだと思います。

  

次の検診は来年の2月。採血による腫瘍マーカーのチェックと内寝台に乗って細胞をちょこっと取り調べてもらう検査です。

先生が、「1年目は検査が続いて大変だけど、がんばって!」と言ってくれましたが、検査の日は会社お休み!くらいな気持ちで、頑張りますよんヽ(*´∀`)ノ

 

#25 北斗昌さんの乳がん告知に思いを寄せて

明るく元気。時に厳しく、はっきりと物を言う。
そして何より家族思いのお母さん。

 

というのが、私の北斗昌さんに対する印象です。

そんな北斗さんが乳がんを告白されました。

  

ameblo.jp

  

私自身、手術で取り除いたとはいえ、今後5年間、再発の有無を確認する検診を受けなければならないがん患者です。なので自然とがんに関連するニュースに目が行ってしまうことは自覚しています。

ですが、今日の北斗さんの日記は告白だけでなく、母親として、奥さんとして、女性としてがんに罹った本人の気持ちが切々と書かれており、そして家族、周囲、全ての女性に向けられた日記だと感じました。

これからしばらくTVやネットで北斗さんの病気のことは取り上げられると思いますが、北斗さんの日記を拝見し、私にも微力ながら検診の大切さを伝えたいという気持ちがあるので、何も書かずにはいられませんでした。

   

最近の産婦人科は女性の先生がとても多く、以前のように医学生が患者本人の了解も無しに見学に来ることもないそうです。(もし、不安ならば事前に見学があるかないか確認し、拒否することができる)
ぜひ、一年に一度は検診を! もちろん男性も!

   

私も検診を怠らず、そして北斗さんが笑顔で「コノヤロー!」と言いながらTVに戻られるのを待とうと思います。

 

#24 子宮体がん 手術後の検診 1回目

複雑型子宮内膜異形増殖症で、2015年5月中旬に子宮と卵巣摘出。
その後の病理検査で子宮体がんだったことが分かった私。幸い初期で他に転移もなく、追加の抗がん剤治療の必要はありませんでした。ただ、

  

それでもガンはガン。

 

今後5年間の検診(再発していないかのチェック)が必要になってしまいました。先生から大まかな予定として1,2年目は3か月に一度程度、3~5年目は半年もしくは1年に一度程度の行うと聞いています。

そしてその一回目として、7月と8月に一日ずつ検診を受けてきました。

  

- 7月 - 

【CT撮影と血液検査】

CTは、ドーナツのような輪の中を診察台に寝た状態で二度ほど行き来するだけ。着替えの時間を含めても10分程度で終わります。先生の指示で息を止めたり吐いたりするのですが、CTに顔のマークが付いていてその点滅も息の合図になってます。で、その顔のマークがかわいくてw 次回はなんとか記憶にとどめ、イラストを書いてみようと思います(゚m゚*)

血液検査は言わずもがな。いつものように血管がなかなか出ず、「あれ、おかしいわ、(血管が)無いわね。ここかしら?」と看護師さん泣かせの私ですが、チクっとしたら終了です。

 

【結果】

CTの映像、血液検査による腫瘍マーカーともに問題なし!

  

  

- 8月 -

【内寝台にて検査 細胞等採取】

内寝台を、“慣れた”なんて言いたくはないのですが、女性の先生であること、そしてなにより手術でお腹中まで診て頂いているせいか、少し落ち着いて検診を受けられるようになったみたいです。…というか、実際病気になってしまうと、内寝台が嫌だとか怖いなんて気持ちはちっぽけだ思うようになったのかもしれません。

検査は、超音波と綿棒のような物で細胞を取られるだけです。時間にして、5分かかったかどうか。
以前はおもいっきりビクビクし、少しでも違和感や痛みを感じると怖さと相まって「痛い!痛い!」と言いまくってたんですけどねw あ、もちろん今後もちょっとでも違和感があったら「痛い!」って私は言いまくります(゚m゚*)フフフ…

  

【結果】

再発はしていませんでした。良かった、良かった!!

  

  

- 雑感 -

雑感、一つ目。

病院の診察室は6つあり、それぞれに扉があるのですが、中に入ると診察室とその奥にあるスタッフルームとの境には扉がありません。なので、もちろん姿は見えませんが、隣で診察を受けている声がところどころ聞こえてしまうことがあります。
そしてこれまで何度か聞こえてきた「子宮と卵巣を取りましょう」という先生の言葉を8月の診察時にも聞いてしまいました。 

とても不思議なのですが、自分が言われた時よりずっとその声は重く響きます。
病名、年齢、精神状態等々人それぞれ違うけれど、どうか術後病状が改善され元気になりますようにという気持ちでいっぱいになります。顔も名前も知らないけれど、一緒に頑張りましょう!って思えるのです。

  

雑感、二つ目。

次の検診は11月と2月になるそうです。
というわけで、次に先生に会うのは3か月後。去年の7月(8月かも?)から月に最低でも一度は会っていたので、なんかちょっと寂しい気持ちになりました。先生に会わないことは良いことなんですけどね(゚ー゚)