複雑型子宮内膜異型増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

#26 子宮体がん 手術後の検診 2回目

今年の7月と同様に、CTと血液検査を受けてきました。

  

- 11月 - 

【CT撮影と血液検査】

この二つの検査は簡単に済むのが良いところ!

前回検査の日記にも書きましたが、CTは寝台に仰向けなり大きなドーナツ状の輪の中を行き来するだけ。着替え込みで10分もかからず終わります。なんと、痛くも怖くもありません(゚m゚*)! 

撮影中、息を吸って止めて~、吐いて~と先生が声を掛けてくれますが、CT自体に付いている顔のマークでもわかるようになっています。そのマークがかわいいので、本当は写メを撮りたかったのですが、ダメそうな気がしたので私の記憶イラストでご紹介w

  

↓これが(息を)吸って止めて~ のマーク。

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↓そしてこれが吐いて~ のマーク。

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本当はもっとかわいいですw

 

それからイラストつながりでもう一つ。
CTの前に血液検査となっていたので向かったのですが、とても混雑していてCTが先になったんです。で、終わったら戻ってくださいね!と受付の方から渡されたのがこちら。

   

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イラストがあった方が分かりやすく、忘れ防止にもなると思います。

でも、もう少し痛くなさそうな図柄の方が良いのでは…と思わずにはいられませんでしたw

   

【結果】

CTの映像、血液検査による腫瘍マーカーともに問題ありませんでした!

  

     

- 雑感 - 

不思議なもので、のんきな私も二度目となる今回の検査の方が精神的に緊張していました。数日前に、同い年である女優の生稲晃子さんが初期の乳がんでありながら、再発を繰り返していたというニュースを目にしていたからかもしれません。

でも、のんきすぎる私にはこのくらいの緊張感が必要なのだと思うし、“初期のがんでも再発はあり得るのだ”と心しておくこともまた大事ことなのだと思います。

  

次の検診は来年の2月。採血による腫瘍マーカーのチェックと内寝台に乗って細胞をちょこっと取り調べてもらう検査です。

先生が、「1年目は検査が続いて大変だけど、がんばって!」と言ってくれましたが、検査の日は会社お休み!くらいな気持ちで、頑張りますよんヽ(*´∀`)ノ

 

#25 北斗昌さんの乳がん告知に思いを寄せて

明るく元気。時に厳しく、はっきりと物を言う。
そして何より家族思いのお母さん。

 

というのが、私の北斗昌さんに対する印象です。

そんな北斗さんが乳がんを告白されました。

  

ameblo.jp

  

私自身、手術で取り除いたとはいえ、今後5年間、再発の有無を確認する検診を受けなければならないがん患者です。なので自然とがんに関連するニュースに目が行ってしまうことは自覚しています。

ですが、今日の北斗さんの日記は告白だけでなく、母親として、奥さんとして、女性としてがんに罹った本人の気持ちが切々と書かれており、そして家族、周囲、全ての女性に向けられた日記だと感じました。

これからしばらくTVやネットで北斗さんの病気のことは取り上げられると思いますが、北斗さんの日記を拝見し、私にも微力ながら検診の大切さを伝えたいという気持ちがあるので、何も書かずにはいられませんでした。

   

最近の産婦人科は女性の先生がとても多く、以前のように医学生が患者本人の了解も無しに見学に来ることもないそうです。(もし、不安ならば事前に見学があるかないか確認し、拒否することができる)
ぜひ、一年に一度は検診を! もちろん男性も!

   

私も検診を怠らず、そして北斗さんが笑顔で「コノヤロー!」と言いながらTVに戻られるのを待とうと思います。

 

#24 子宮体がん 手術後の検診 1回目

複雑型子宮内膜異形増殖症で、2015年5月中旬に子宮と卵巣摘出。
その後の病理検査で子宮体がんだったことが分かった私。幸い初期で他に転移もなく、追加の抗がん剤治療の必要はありませんでした。ただ、

  

それでもガンはガン。

 

今後5年間の検診(再発していないかのチェック)が必要になってしまいました。先生から大まかな予定として1,2年目は3か月に一度程度、3~5年目は半年もしくは1年に一度程度の行うと聞いています。

そしてその一回目として、7月と8月に一日ずつ検診を受けてきました。

  

- 7月 - 

【CT撮影と血液検査】

CTは、ドーナツのような輪の中を診察台に寝た状態で二度ほど行き来するだけ。着替えの時間を含めても10分程度で終わります。先生の指示で息を止めたり吐いたりするのですが、CTに顔のマークが付いていてその点滅も息の合図になってます。で、その顔のマークがかわいくてw 次回はなんとか記憶にとどめ、イラストを書いてみようと思います(゚m゚*)

血液検査は言わずもがな。いつものように血管がなかなか出ず、「あれ、おかしいわ、(血管が)無いわね。ここかしら?」と看護師さん泣かせの私ですが、チクっとしたら終了です。

 

【結果】

CTの映像、血液検査による腫瘍マーカーともに問題なし!

  

  

- 8月 -

【内寝台にて検査 細胞等採取】

内寝台を、“慣れた”なんて言いたくはないのですが、女性の先生であること、そしてなにより手術でお腹中まで診て頂いているせいか、少し落ち着いて検診を受けられるようになったみたいです。…というか、実際病気になってしまうと、内寝台が嫌だとか怖いなんて気持ちはちっぽけだ思うようになったのかもしれません。

検査は、超音波と綿棒のような物で細胞を取られるだけです。時間にして、5分かかったかどうか。
以前はおもいっきりビクビクし、少しでも違和感や痛みを感じると怖さと相まって「痛い!痛い!」と言いまくってたんですけどねw あ、もちろん今後もちょっとでも違和感があったら「痛い!」って私は言いまくります(゚m゚*)フフフ…

  

【結果】

再発はしていませんでした。良かった、良かった!!

  

  

- 雑感 -

雑感、一つ目。

病院の診察室は6つあり、それぞれに扉があるのですが、中に入ると診察室とその奥にあるスタッフルームとの境には扉がありません。なので、もちろん姿は見えませんが、隣で診察を受けている声がところどころ聞こえてしまうことがあります。
そしてこれまで何度か聞こえてきた「子宮と卵巣を取りましょう」という先生の言葉を8月の診察時にも聞いてしまいました。 

とても不思議なのですが、自分が言われた時よりずっとその声は重く響きます。
病名、年齢、精神状態等々人それぞれ違うけれど、どうか術後病状が改善され元気になりますようにという気持ちでいっぱいになります。顔も名前も知らないけれど、一緒に頑張りましょう!って思えるのです。

  

雑感、二つ目。

次の検診は11月と2月になるそうです。
というわけで、次に先生に会うのは3か月後。去年の7月(8月かも?)から月に最低でも一度は会っていたので、なんかちょっと寂しい気持ちになりました。先生に会わないことは良いことなんですけどね(゚ー゚)

 

#23 卵巣摘出 手術 怖い  というキーワード検索から思うこと

アクセス解析を見ていたら「卵巣摘出 手術 怖い」というキーワードがありました。
自分も手術前は怖くて不安だったことを思うと、本当に切ない気持ちになります。
そこで今日は、ビビリな自分がとうやって気持ちを落ち着かせたのか、改めて書いてみます。

 

私の怖さ解消法は、大まかに二つ。

まず一つ目は、同じ病気や手術をされた方々のブログです。
病名で検索し、たくさん拝見しました。これはブログを始めるにあたって最初の日記に書いた内容と同じになりますが、

 

rukka.hatenablog.com

 

様々な体験を読む中で、だんだんと大丈夫かもしれない!と思えるようになったのです。理由は至ってシンプル。まず、麻酔を含め手術が怖いという気持ちの方はたくさんいて、私だけが怯えているわけではないということ。さらに、怖くて不安だった人はたくさんいるのに、「すごく痛かった!」という記載は目にしなかったことです。

痛みについては個人差があると思います。
それでも私の場合も麻酔や痛みどめが良く効いて、手術後の痛みはほとんどありませんでした。ただし、私は腰痛持ちなので術後からしばらく寝がえりを自由に打てないことは辛かったです。けれどこれはあくまで腰痛。手術に起因するものではありません。

   

それから二つ目。
私は担当の先生や麻酔科の先生に不安に思っていることは全部話し、「怖い怖い」と訴えまくりました。

  

rukka.hatenablog.com

  

入院してからは看護師んさんにも言っていたし、手術後もお腹にささっている管や傷口を止めている金具を外すのは痛いの?なんてことも、予定している何日も前から、看護師さんが変わるたび何度も聞いてました(゚m゚*)

先生や看護師さんには迷惑なことかもしれませんが、自分の中にため込まず、不安や気持ちを口にしていると、やさしく「大丈夫!」と言ってくれる看護師さんがいたり、冗談ぽく「どうかな~??」なんて笑いながら話してくれる看護師さんがいたりして、自然と落ち着いていった気がするのです。あと、私は血管が出にくい性質で点滴や採血にとても苦労しました。その時も、痛い時は我慢せず「痛い!!」って言ってましたw そして先生や看護師さんから「頑張って!」と言われながら、乗り切りました。

   

…こうやって改めて書いてみると、子供みたいで恥ずかしいですが、泣いたり、怒ったり、叫んだりしていたわけではないので許していただける範囲かと勝手に思っております(*ノノ)

そしてなにより、ストレスをため込んで不安定な状態でいるよりは自分はもちろん先生や看護師さんも楽なのではないか? 家族の心配を少しでも減らすことにつながるのではないか? と私は思えるのです。

 

…と、こんな感じです。

これから予定されている方の手術が上手くいき、笑顔で退院できることを心から祈るばかりです。

 

#22 子宮・卵巣摘出手術の記録を書き終えて(複雑型子宮内膜異形増殖症から子宮体がんへ)

2015年7月末現在、子宮・卵巣摘出手術を終えて2か月半程が経過しました。

複雑型子宮内膜異形増殖症で入院したはずが、まさか自分が子宮体がんの患者として退院するとは思いもしませんでした。

    

そんな私の近況は、

 *手術1か月後から乗り始めた自転車

   小さな段差で衝撃があるたびに内臓が揺れるような感覚でしたが、
   今は手術前と同じように乗っています。 

  

 *うつぶせ

   多少違和感はありますが、問題ありません。

 

 *お腹に付いてしまった手術の痕

   もう消えることは無いでしょう。退院した日の朝に傷が開いて
   しまったせいか、〝私の場合”はそこそこひどい有様です。
   が、幸い(?)私のスタイルと年齢でビキニになることは
   ありえないので誰に見せることもありません。
   それにこれは私の頑張った証。だから気にしない!
   旅行に行ったら温泉にも入ります(゚m゚*)
    ※手術の傷跡については個人差があると思います。

  

 *手術で傷がついてしまった膀胱

   トイレの感覚がなかなか戻らないのが辛いところではあります。
   これについてはこのまま様子見になるのか、泌尿器科への受診が
   必要になるか主治医のK先生の判断待ちです。

  

こんな感じです。
今後5年間定期的な検診(がんが再発していないかのチェック)を受ける必要はありますが、辛かった貧血の原因もなくなったことだし、あとは通勤に耐えられる体力が戻れば日常生活に戻ります。

  

けれど、これがもし…

今年4月の段階で手術を半年後、1年後と先延ばしにしていたら…
そもそも、貧血の担当医であるT病院のW先生が「婦人科に行かないなら、僕もこれ以上の治療はできない。婦人科へ行きなさい」と強く言ってくれなかったら…

子宮・卵巣の摘出に加え、抗がん剤治療も必要になっていたかもしれませんし、病院嫌いな私のこと、それどころではなかったかもしれません。

早期発見できたからこそ、今、この日記を書くことができるだと思います。

    

      

最後に、このブログの今後について。

当初、子宮・卵巣摘出手術の退院までを書いたら更新を止めようと考えていたのですが、細々と検診のことについても書いていくことにしました。
理由は、かつて自分が同じ病気の方が書かれたブログで手術等々の様子を知って心を落ち着かせたように、「私、これからどうなるのかな…」と不安に思っている方が偶然この日記を目にした際、ほんの少しでも何かの参考になるかもしれない…と考えなおしたからです。

これからは必要以上に気負わず、けれど決して検診を怠らず、普通に生活しながらそれらの経過を書いていきます。

そして、

 

  がんは早期発見できれば普通に生活できること

  検診の大切さ

 

を微力ながら伝えていきたいとも考えています。

  

改めまして、今後ともよろしくおねがいします(*゚д゚*)