複雑型子宮内膜異型増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

#09 子宮、卵巣摘出手術のための入院 一日目前半(お昼まで) 麻酔科S先生とのやりとり再び。

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 【この日の主な予定】麻酔科の受診

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いよいよ子宮、卵巣摘出手術のために入院…の前に、前夜のことから。

 

実は入院するまで全身麻酔科になるか部分麻酔になるかわからないと言われていました。主治医のK先生に「部分麻酔で開腹手術って、カチャカチャいってる音が丸聞こえってことですか?」と聞くと、あっさり「そうね」と言われ、「でも好きなCDを持ちこんでもらえばそれを流すことはできますよ」と。「それならiPodKindleを持ち込んでもいですか?」と尋ねると、「その質問は初めて!」と呆れられました┐(´-`)┌

確かにKindleは寝た状態で顔の上に持ってきて長時間漫画や本を読むには重さ的に無理があるかも…と後から思いましたが、iPodなら小さいし、イヤホンで音楽をガンガンに鳴らしておけば手術の音も聞かずに済んで、なかなかのグッドアイディアだと思うんだけどな…(゚m゚*)

というわけで、m-floの古いアルバムを引っ張りだし、アップテンポの曲を中心に深夜まで録音作業をしてました。他にDragon Ashやドリカム、aikoも。

初めての開腹手術を前に緊張していたけれど、自分の好きな曲だけを録音するのはなかなか楽しい作業で、リラックスできた気がします(´∇`)

  

と、こんな感じで入院当日。

入院の手続きをする前に麻酔科の外来の予約が入っていたのですが、時間が押しているらしく先に入院手続きを済ませ、病室で待つことになりました。この病棟に来るのは前回の子宮内膜掻把術から一か月振り。勝手知ったる場所で施設の説明は遠慮し、病室でTVを見ながらしばらく待っていると声がかかり向かってみれば…、4月にご自分の股をパーンと叩いて見せたS先生が!!

そこで初めて今回は全身麻酔になったと聞かされ、昨日のCD録音作業が無駄に…とお考えていたら「歯を見せてくれる?」と。不思議そうにしていると、全身麻酔を掛けると呼吸も止まってしまうので口から喉に管を通し呼吸を確保するのだと教えてくれました。その際、ブリッジ等の義歯があると欠けたり、取れてしまうこともあるんだとか。最悪の場合、折れることも…。

ちなみに私、この日の二週間前に前歯に新しいブリッジを入れたばかり。なんというタイミング…(´・ω・`) とがっかりし、

  

  私:「二週間前に入れたばっかりなのに…、はぁ、高かったなぁ…」

  S先生:「え、そうなの? いくらくらい?」

  私:「二万円くらいしたのになぁ…はぁ…(´_`。)」

  

とこんなやりとりがあったのですが、するとS先生、「分かった! カルテに書いとくから!」と言いだし、本当に「二週間前に…、はぁ、高かった…、二万くらいしたな…」という私のセリフをカルテにそのまま書いて赤のボールペンで二重線を引いておいてくれたのでした(;゚∇゚) さすがS先生w

この後、一応(?)「命が一番大事だから、もし、歯に影響が出た時には勘弁してね」とおっしゃっていました。

そしてこのやり取りの後、「今回は前回より全然落ち着いてるみたいだし、大丈夫ね?」と言われてしまったので、「いや、怖いです。前回、痛くなかったのは奇跡で今回の麻酔はものすごく痛いかもしれないと思ってますからヽ(;´д`)ノ」と伝えておきました。

それにしてもこのS先生とのやりとりは本当に楽しい。もう病気にはなりたくないし、入院も手術もしたくない。そうなるとS先生とはもう会わない方が健康で幸せということなのですが、ほんの少し寂しい気がします。

  

と、こんな感じで麻酔科の外来が終わって病室に戻るとちょうどお昼の時間でした。 

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「お魚でお願いします!」との希望がかなったのか、メインのおかずはタラのフライ!! 熱々で美味しかった(´∇`)

 (入院一日目の日記、前半はここまでです。)