複雑型子宮内膜異形増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

#10 子宮、卵巣摘出手術のための入院 一日目後半(入院中、唯一考えてしまったこと)

お昼を食べ終わってから術着の試着があって、その後、病院内の売店へT字帯と弾性包帯を買いにいきました。弾性包帯というのは…

 

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普通の包帯と比べるとゴワゴワと固く、厚め。私が子宮内膜掻把術の際に履かされたキツキツのソックスが辛いので何とかして欲しいとお願いしたところ、この包帯が代用品として使われることになりました。手術前に足首からひざ下までを巻いて圧迫、血栓を防止するために使用します。

 

その後はしばらく何も無さそうなので、談話室で家から持ってきた刺し子をしていました。

ちなみに談話室というのは入院患者さんが共同で使えるスペースで、TVやテーブル、椅子、冷蔵庫、オーブントースター、レンジが置いてあります。また、面会やお産、手術が終わるのを待つご家族もいらっしゃいます。

こうやって書いてみると賑やかな場所をイメージされるかもしれませんが、窓からの眺めが良いせいか多少ワイワイしていても居心地が良く、私は日中も深夜もここで過ごすことが多かったです。病室のテーブルは使いにくくて日記もここで書いていました。

   

それからこの場所の廊下をよく行き来していたのが新生児とそのお母さん。授乳は授乳室で行うことになっているようで、その通り道なっていたのです。

  

で、ふと考えてしまったこと。

私のように年齢的にも精神的にも子供を欲しいと思わない人の場合は、その姿をただ微笑ましく見つめることができます。けれどもっと若く、子供を望んでいた人が私と同じように子宮、卵巣を摘出することになっていたら…。おそらくそ手術をするまでになったということは、これまでの日常生活で体調不良等々、辛い思いをしていたであろうと想像します。それでも、やりきれない思いの中で手術を決断している人もいるのではないか。そんな中で実際に幸せそうに赤ちゃんを連れているお母さんを見るのは…。授乳室はもう少しお産で入院されている人たちの病室の近くに作ればいいのに。

談話室で待っている家族についても、病気で手術が終わるのを待つ人とお産を待つ人が同じというのは…。私は正直、母をお産が終わるのを待つご家族と一緒に待たせるのは心苦しかった。

  

それともこんなふうに考えてしまうのは…、

 

 自分は子宮や卵巣を失うことに寂しさを感じていないと思っていたけど、
 本当は違うの?

 自分でも気がつかない、心の片隅にある気持ちを若い女性に投影しているの?

 本当は自分も子供を産んでみたかったと思ってる?

 

今も答えは分かりませんが、入院中、唯一考えてしまった数分でした。

    

と、そんなことを考えていたら外科の看護師さんが来て明日の手術の簡単な流れを説明してくれました。硬膜外麻酔、全身麻酔、手術の順番で、手術が終わったらすぐに起こして意識の確認をするとのこと。時間は手術室に入ってから終わるまで、麻酔を含めて2~3時間。開始時間は13時を予定しているけれど、時間がずれこむこともあるらしい。

最後に何か疑問や質問は?と言われたのですが、初めてのことすぎて特に浮かびませんでした。

  

そして夜になり、今回の手術で麻酔を担当してくださるN先生が病室にやって来ました。麻酔科の外来で会ったS先生が「私に似てる感じ! でも、もっと優しいかな~」なんておっしゃってましたが、確かにサバサバしているようなのんびりされているような女性(50代?)で、本当にやさしく明るい先生でした!!

それにしても…、この病院の麻酔科の先生は、来る人来る人みな明るい! 前回は30代と思われる男性のK先生でしたが、同じくやさしくて明るかったし。これは元々の性格と麻酔科の部長であるS先生の影響?? うん、良いことだ(゚m゚*)