子宮内膜掻把術が終わると、いつの間にか病室のベッドが手術台に横付けされていて、看護師さんに移動させてもらい元いた病室へ寝たまま戻りました。
まだまだ麻酔が聞いているので痛みもなく少しうとうとしていましたが、膀胱にバルーン(尿道カテーテル?)を入れられ、これは翌日の朝まで抜けないと言われました。そして、翌朝まで絶食なため点滴で栄養剤が。一日分くらい自前の脂肪で賄えるのになんて考えながら、あぁ、退屈…と、のんきなことを考えていましたが、今回の入院で本当に辛かったのはここからだったんですヽ(;´д`)ノ
理由は、私が腰痛持ちだったこと!!
なので、誰しもが術後辛いわけではないと思いますが、とにかく翌朝まではベッドで安静にしてくださいと言われ、立つことができません。そして、麻酔が効いているうちはまだよかったのですが、切れ始めた14時ころから腰が痛みだしました。
先生や看護師さんは寝がえりを打っていいと言うけれど、背中には硬膜外麻酔の管が刺さったまま、左手の甲には点滴、そして尿道にはバルーンの管。簡単に「ささ、寝がえりをどうぞ」と言われても、点滴以外は初めてのことで気になって寝がえりなんてうてません。
それから夕方になって追い打ちをかけたのが、キッツキツのソックスです。締め付けられていたひざ下と足首が打身の痣を押されるように痛み出しました。
夕方になって水を口にすることができたのですが、他の苦痛でのどの渇きは正直、忘れてました。
とにかく朝まで耐えるしかなく、夜中にシップを処方してもらうも効果は限りなく0に近い…。
さらにもう一つ苦しかったのが、膀胱のバルーン。
これを入れている限りお漏らしをしてしまう心配なんてないのですが、常におしっこを我慢しているような感覚なのです。この感覚には個人差があるようですが、後日の外来でそう訴える人が多いようなことを先生が言っていました。
というわけで、背中に入った管、点滴、腰痛、痛むひざ下と足首、そしてずっとおしっこを我慢する感覚が続き、手術後の夕方から翌朝までトータルで1時間も寝ていないと思います。
で…、朝の5時頃、私、ついにキレましてね( ´_ゝ`)
とりあえずキッツキツの靴下を勝手に脱ぐことにしたんです。(←良い子の皆は絶対に真似をしないでくださいね!!)
が、一人で履けなかったソックスは、そう簡単に一人では脱げません ┐(´-`)┌ 中途半端な場所で引っかかって、天罰でしょうか?ますます痛い目にあって看護婦さんを呼ぶ羽目になりました。そして、元気そうなので…ということで、ついでにバルーンも予定より1時間ほど早く抜いてもらえ、立ち上がったり体勢を変えることで腰痛からなんとか解放されたのでした。
そんなこんなで朝ごはんが出る8時頃にはもうクタクタに疲れ果てていましたが、今回の入院中にもう辛いことは無いだろうとホッとしていたら、最後にトドメが…(;゚∇゚)
処置室に呼ばれ縫った傷跡等を確認してもらったのですが(確認してくださったのは初めて会う先生でした)、何をしたのかとんでもなく激痛だったんです!! 大人になって初めて病院で泣いたというか、痛みで涙が自然とこぼれました…。
後日、外来で主治医のK先生に会った時、このときのことを話したのですが「あれ、なんでそんなに痛かったのかな…」と。傷の確認でそんなに痛みを訴える人はいないそうです…( ´;ω;`)
と、こんな感じで二泊三日の入院は終了。
腰痛さえなければ決して辛い入院では無かったと思いますが、家に帰ってからしばらく起き上がることはできませんでした(´_`。)