複雑型子宮内膜異型増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

急性腎盂腎炎 私の場合。 1回目(全3回)

2017年9月早々から急性腎盂腎炎に掛かり、最初に10日間の入院。そして退院後3日でぶり返してしまい更に9日間の入院となってしまいました。
そもそもの原因はおそらくではありますが、膀胱炎を市販の薬だけで治し、症状が収まったことで安心してしまったこと。私のような病気と仲良しな人間は、例えばその場しのぎで市販薬を利用したとしても、一度は病院に行かなければならなかった。
というわけで、自戒を込めて日記に。

 

【最初の異変 一定の痛さで続く腹痛】

夜中の3時過ぎ。
左下腹部にズキズキでもシクシクでも刺すようなでもなく、我慢できないことはないけれど眠れない痛みを感じて目が覚めました。痛みに波はなく、横になっても座っても同じ痛さがずっと続いて引きません。心なしか、腰の左側も少し痛い。
下腹部といえば、私は2年数カ月前に子宮と卵巣の摘出手術を受けています。それが何か関係しているのかな?と怖くなり、市内の時間外救急病院を調べるとちょうど手術した病院が当番医。明け方4時頃に電話をして一人、タクシーで病院へ向かったのでした。

 

【時間外救急 1回目】

病院は総合病院ですが、診てくれる先生はその日の当番医によって何科の先生にあたるかわからないようです。そして私が診てもらったのは主治医のK先生ではありませんでしたが、以前入院していた産婦人科の先生でした。
今現在のお腹の状況と腰の痛み、思いつく原因として、3週間ほど前に膀胱炎になり、それを病院へ行かず市販薬で治したことをお話しました。が、先生の診断は尿道結石。子宮体がんの検診で今も定期的に通っているし、以前から小さな石があるとは言われていました。そして先生からどんなに小さい石でも尿道を傷つけることがあり、血尿が出ると聞き、痛み止めをもらって自宅にもどり会社はお休みしました。

 

【自宅にて】

言われたとおりに薬を飲むと、なるほどお昼頃には腹痛も腰痛も治まりました。が、不思議なことに痛みが収まったタイミングで、体が怠くなり、ガタガタ震えるほどの悪寒。熱を計ると39度。不安になってもう一度総合病院へ電話をすると、とりあえず一度近くの掛かりつけの病院へ行ってくださいの一点張り。そういうものなのかもしれませんが、この時点で地元の病院へ行く体力なんてなく一晩様子を見ることにしました。

そして翌日。熱は下がるどころか40度を超え、午前中にヨロヨロしながら掛かりつけの病院へ。そこでもう一度膀胱炎を市販薬で治したこと、明け方言った病院では尿道結石ではないかと言われたとを話しましたが、先生から膀胱炎の可能性は捨てきれないし、高熱が続いたらもう一回大きな病院へ行かないと無理だと言われ、抗生剤を処方されました。が、飲んでも熱は下がらないしますます体が怠い。こんなに具合が悪いのに私はどうしたらいいの?と泣きそうになりながら、断られるのを覚悟で夕方18時過ぎもう一度総合病院へ電話をし熱の状況を伝えると、今度はすぐに来てくださいと。ものすごくホッとしたのでした。

 

【時間外救急 2回目】

今度診てくれたのは外科の先生でした。今回も病院で採血、採尿し結果を待っていると通常であれば限りなく0に近いはずのある値が24。即入院となりました。ぐったりしたままいつものように「血管がでない」という看護師さんの声をぼんやり聴きながら何度も針を刺され、その後CTを取ってもらいそのまま病室へ向かいました。
科は泌尿器科ではなく産婦人科病棟。2年数か月ぶりの病棟はまだ顔を覚えている看護師さんもたくさんいて、ヨロヨロしながらも懐かしくもありました。

 

【入院1回目】

腎盂腎炎の基本的な治療法は抗生剤を点滴で投与しつつ、自分でも意識的に水分を取ってからだから菌を出すことです。
私の予想ではおそらくもう次の日には熱は引くだろう、1泊、せいぜい2泊もしたら帰れるだろうと思っていました。が、子宮体がん以来の主治医であるK先生が病室に顔を出し話してくれたのは全く予想から外れた物でした。「血液にも黴菌が入っちゃってるから、しばらく入院。1週間では帰れないかな」と。膀胱炎だって軽く考えていたわけではないけれど、腎盂腎炎はそれなりに大変な病気だと知り怖いやら、がっかりするやら…。

余談ですが、私、この日、初めてタレントの高田純次さんに感謝することになりました。1週間以上の入院にがっかりしながらTVをつけると、高田さんのお散歩の番組が放送されてたんです。その中でただ坊主頭というだけのお仕事中の男性にむかって「あなた市川海老蔵に似てるね!」と言ったのです(゚m゚*) 思わず「全然似てねーw」と呟いたら、もう考えてもしょうがないか…と一瞬にして立ち直れました。超ありがとう! 純次w

ちなみに腎盂腎炎の高熱はつきもののようで、抗生剤を点滴しても熱が38度まで下がったのは入院して三日後です。そこを境に熱は順調に下がっていきましたが、もう二度となりたくないと思える病気の一つとなりました。また、高熱がある間は、少し熱が下がってもまたすぐに上がるのでまだ9月だというのに湯たんぽのようなものをお借りしたり、吐いてしまったこともありました。

そんなこんなで、ただひたすら点滴生活を送り続けた10日間の入院。点滴だけの治療で子宮と卵巣を摘出した手術と同じだけの入院期間となってしまったのでした。

 

【一回目の入院 雑感】

高熱の続いた3日間は、ほぼまともにご飯が食べられませんでした。
ただ、なぜかジュースが飲みたくて、夜中、まともに眠ることができなかったので、自動販売機でジュースを買って飲んでました。そんな中で感動の味だったのがミニッツメイドのオレンジ! 今後風邪等々で具合が悪くなったら迷わずこれを飲もうと思えるくらいの美味しさでしたw

そして、熱が下がってくると、点滴はつながれたままでしたが、入院6日目に病院内であれば売店等々自由に行ってよい院内フリーになりました。というわけで早速向かったのが、以前入院した時にはなかった院内のセブンイレブンとコーヒーショップです。

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点滴棒にお財布や携帯等を入れた小さなバッグを掛けてちょこちょこ出入りしていました。どちらも入院しながらも日常を感じられる嬉しい存在でしたヽ('ヮ'*)ゝ

 

急性腎盂腎炎 私の場合。 2回目(全3回) - 複雑型子宮内膜異形増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

急性腎盂腎炎 私の場合。 3回目(全3回) - 複雑型子宮内膜異形増殖症から子宮体がんへ。私の場合。