複雑型子宮内膜異型増殖症から子宮体がんへ。私の場合。

入院、手術、術後の検査について書いてます(*゚ー゚)

#06 子宮内膜掻把術のための入院 二日目の午前中(手術当日)

いよいよ子宮内膜掻把術当日。

この日はまず午前中にずっと怯えていた硬膜外麻酔をし、麻酔がかかった状態で子宮口を広げる処置をして、掻把術は夕方に行うことになっていました。

 

というわけで朝からそわそわしていたのですが、最初の試練は麻酔ではなく、なんと前日に頂いた血栓防止用のキッツキツのソックス(正確には足首からひざ下までの物です)を履くことだったのです。ひざ下と足首の部分がゴムがものすごく強力で、そのキツさたるやもう…。いくら私の足が太すぎだとしても、これでは血栓云々の前にゴムで足がうっ血する!と思えるくらいのキツさです!! 悪戦苦闘の末、一人で履くことができず看護師さんに手伝ってもらうほどでした。

    

そして、その後点滴をして手術室へ向かうと、昨晩説明に来てくださった麻酔科のK先生(男性)と看護師さんが3名。

すぐに麻酔の作業が始まって、昨日の練習通り手術台に座り、クッションをお腹にあててそれを抱え込むように背を丸める体制を取り、そして体が動かないよう看護師さんが私の肩を支えます。

「それでは始めます」とK先生が言って、背中に刷毛のようなもので消毒液を塗られ、「まずは痛みどめの注射をします。チクッとしますよ」と。

ちなみに、この時の私の心境。

  

  (背骨に注射する(正確には骨と骨の間の脊髄です!!)表面麻酔なんて、
   いったいなんの気休め…)

  

って思ってました。そして本当に採血やインフルエンザの注射と同じくらいのチクッとした痛みがあってすぐに終わりました。

そしてここからが本番。先生が「初めます」と言い、私も少しでも怖くないようにできるだけ背を丸めていました。

  

で…

あれだけビクビクしていたのになんですが、実はいつ脊髄に針が刺さったのかよく分からないのです。途中、体の中で何かがもぞっと動くような気持ち悪さがあって、「怖い、怖い」と言い続け、「痛い!」と叫んでは先生に「どんな風に痛い?」と聞かれ、「わからない、痛いような気がする…」とマヌケな返事をしてみたり。

途中、クッションから右手が離れてしまい怖くて思わず看護師さんの服のポッケを掴んだりしているうちに、硬膜外麻酔は終わったのでした(ノ∇`)

正直、歯医者さんの注射の方が痛いでs(これは私個人の感想で、痛覚には個人差があると思います

 

K先生から、「下半身がだんだん温かくなって、動かせなくなってきますよ。」と言われ、確かに少しずつ温かく、1,2分は足の指を動かすことができましたが、それも間もなくできなくなりました。そして手で自分の太ももを触ってみたら、手だけに触っている感触があって不思議な感じ(゚д゚)

結局、麻酔に掛かった時間は10分くらいだったと思います。

 

そして看護師さんに助けてもらいながら手術台に横になり、知らないおじさん(後で主治医のK先生に言ったら「あれは、知らないおじさんではなく部長の先生です!」と笑われたw だって、知らなかったんだもの…)が入ってきて子宮口を広げる処置を始めたのですが、そのまま掻き出せたようで午後改めて掻把術を行わずに済むことになりました。数針縫うことにはなりましたが、もちろんそれも麻酔のおかげで痛みもなく15分ほどで終了。結局、硬膜外麻酔含めほぼ苦しむことなく子宮内膜掻把術は終わったのでした(*ノノ)